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試合に勝つためのショートサービス まずはルールを知る

試合に勝つためのショートサービスの打ち方とは


初心者の方のバドミントン上達は
①「バドミントンの競技ルールを覚える」こと
次に②「試合ができるようになる」こと
そして③「試合で勝つための練習」が始まるという道のりと思います。

学生のころにバドミントン部に所属していた経験者であれば
③の「試合に勝つための練習」の途中からスタートすることになります。
人によっては、現役でバドミントンをしていた時とルールが
変わっていて、初心者の方と同じようにルールから覚えなおす方も
いるのではないでしょうか。

タイトルにありますように
試合に勝つためのショートサービスの打ち方は
③の「試合で勝つための練習」の一番最初の課題ではないかと思います。

ただ、この課題は難関ですが避けても通れる関所です。

浮いたショートサービスを打っても楽しく
試合ができる状況であれば、この難関は避けることができます。



浮いてしまうショートサービスをなんとかしたい


バドミントンが上達すればするほど試合のレベルが上がっていきます。
初心者のころとは異なり、経験者と試合をする機会が増えてくると
思うように試合で勝つことができなくなります。

そうなってから、それまであまり気にしていなかった
「試合に勝つための練習」を意識するようになるようです。

「試合に勝つための練習」の
最初の課題
「試合に勝つためのショートサービスの打ち方」が
重くのしかかってきて、どうにかしたいという気持ちになっているかたも
多いのではないでしょうか。


浮かないショートサービスは試合に勝てる


相手も試合に勝ちたいので浮いたショートサービスだと
プッシュを打ち込まれて相手にポイントを取られてしまいます。

浮かないショートサービスだとプッシュを打ち辛くなり
簡単にポイントを取られないようになりますので
試合運びがとても楽になります。

だからこそ、試合に勝つためにはショートサービスを
浮かないように打つ技術を身につける必要があります。

ある程度のバドミントン経験者の方であれば「浮かないショートサービスが打てたら
試合に勝てる」と経験的に感じていらっしゃるかもしれませんね。


試合に勝つためのショートサービスのはじめの一歩


バックハンドによるショートサービスはシャトルを手で支持して打つことが許される
バドミントンの中では珍しいショットです。
考え方によっては一番簡単でもあり、高いレベルでの精度が求められるショットです。
良いショートサービスであればラリーを有利に始めることができますが、
未熟であれば、不利になります。




ルールを知ること


良いショートサービスのためにはルール(正しいサービス)を理解することが最初のステップです。

以下バドミントン競技規則 より引用

競技規則
(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)
昭和24年4月1日施行
平成26年4月1日一部改訂
 サービス
第1項  正しいサービスとは
(1)サーバーとレシーバーがそれぞれの態勢を整えた後は、両サイドともサービスを不当に遅らせてはならない。サーバーのラケットヘッドの後方への動きの完了した時点が、サービスの始まりを不当に遅らせているかどうかの判断基準となる。(本条第2項参照)

(2)サーバー及びレシーバーは、斜めに向かい合ったサービスコート(図A参照)内に、サービスコートの境界線に触れずに立つものとする。

(3)サーバー及びレシーバーの両足の一部分は、サービスを始めてから(本条第2項参照)サービスがなされるまで、(本条第3項参照)、その位置でコート面に接していなければならない。

(4)サーバーは、ラケットで最初にシャトルの台を打つものとする。

(5) サーバーのラケットで打たれる瞬間に、シャトル全体がサーバーのウエストより下になければならない。ここでいうウエストとは、肋骨の一番下の部位の高さで、胴体の周りの仮想の線とする。

(6) サーバーが持つラケットヘッド及びシャフトは、シャトルを打つ瞬間に下向きでなければならない。

(7) サーバーのラケットは、サービスを始めてから(本条第2項参照)なされるまで、(本条第3項参照)前方への動きを継続しなければならない。

(8) もし何ものにも妨げられなかったならば、シャトルは、レシーバーのサービスコートの内(境界線の上または内)に落ちるようにネットの上を通り、サーバーのラケットから上向きに飛行しなければならない。

(9) サーバーがサービスをしようとしてシャトルを打ちそこなってはならない。

第2項  それぞれのプレーヤーのサービスの態勢が整った後、サーバーのラケットヘッドの前方への初めての動きが、サービスの始まりである。

第3項  サービスは、いったん始められると(本条第2項参照)、シャトルがサーバーのラケットで打たれるか、サービスをしようとしてシャトルを打ちそこなったときに終了する。

第4項  サーバーは、レシーバーが位置について態勢が整う前にサービスは始められないが、サーバーがサービスをし、レシーバーが打ち返そうと試みたときは、態勢が整っていたものとみなす。

以上 バドミントン競技規則 より引用

サービスでよく話題になる競技規則の部分を抜き出してみます。

「サービスを不当に遅らせたとき」って何秒?


(1)サーバーとレシーバーがそれぞれの態勢を整えた後は、両サイドともサービスを不当に遅らせてはならない。


ラケットヘッドの後方への動きの完了した時点まで何秒を超えると「遅らせている」となるのか?
反対に何秒以内であれば「遅らせていない」となるのか?
これは判断が難しいです。

バドミントン公認審判規則 第1条 総則の
第2項に
「本規程は、主審がマッチ(試合)を公平、かつ厳然と統括し、」
第5項に
「ゲームはプレーヤーのためのものであることを旨とする。」とあります。

プレーヤーのために主審が判断(統括)するという規則になっています。

そのため、サービスの態勢を整えた後、長い時間がたっても主審がお互いのプレーヤーにとって丁度良い時間と判断する場合はフォルトにはなりません。
レシーバーをじらし、サーバーが自分の有利のためにサービスを遅らせていると
主審に判断されるとフォルトとなります。



今のサービス、打点が高すぎ!フォルトじゃないの?


(5) サーバーのラケットで打たれる瞬間に、シャトル全体がサーバーのウエストより下になければならない。ここでいうウエストとは、肋骨の一番下の部位の高さで、胴体の周りの仮想の線とする。


この高さ(ウエストライン)は表現は同じでも、大会ごとに若干の違いがあるのが現実です。
目安は腕を90度に曲げ、前腕を床と平行にした時の肘の高さがウエストラインと言われています。

そしてフォルトは打点の高さではなく「シャトル全体」がウエストより下にあるかで判断され、「打点」がウエストより下でも、コルクについている羽の部分がウエストより上ではフォルトと判断されます。

さらにウエストの下にあるかを判断するタイミングはサーバーのラケットで「打たれる瞬間」です。

シャトルを構えた位置とシャトルが打たれる瞬間の位置が変わる傾向にあります。
サービスの構えの位置では正しい高さであっても、「打たれる瞬間」にフォルトにならないように普段の練習から意識したいものです。

フォルトを取られないなら多少高くてもヨシ!ではなく、ルールをしっかり理解し正しいサービスを心掛けましょう。


シャトルがウエストより下なら、シャフトは上向きでも可?


(6) サーバーが持つラケットヘッド及びシャフトは、シャトルを打つ瞬間に下向きでなければならない。


意外と見落とされがちなのがシャフトの向きです。
これはバックハンドによるサービスの構えからロングサービスを打つときや
フォアハンドでのサービスの際にとくに注意を必要とするルールです。

サービスを打つ瞬間にラケットを返すように打つとシャフトの角度が大きく変わりますので
構えではよくとも、サービスを打つ瞬間にはシャフトが下向きでない可能性があります。


レシーバーはいつから動いていい?


(3)サーバー及びレシーバーの両足の一部分は、サービスを始めてから(本条第2項参照)サービスがなされるまで、(本条第3項参照)、その位置でコート面に接していなければならない。
第2項  それぞれのプレーヤーのサービスの態勢が整った後、サーバーのラケットヘッドの前方への初めての動きが、サービスの始まりである。
第3項  サービスは、いったん始められると(本条第2項参照)、シャトルがサーバーのラケットで打たれるか、サービスをしようとしてシャトルを打ちそこなったときに終了する。

サーバーのラケットヘッドが前方へ動き始めたら、動いてもいいが、シャトルがサーバーのラケットで打たれるまで、サーバーもレシーバーも両足の一部分は、コート面に接している必要があります。

簡単にまとめると

サーバーのラケットにコルクが当たった後ならサーバー、レシーバーともにコート面から足が離れても良い。

サーバーのラケットにコルクが当たる前はサーバー、レシーバーともにコート面から足が離れてはいけません。


レシーブの態勢、もれなくとれていますか?


第4項  サーバーは、レシーバーが位置について態勢が整う前にサービスは始められないが、サーバーがサービスをし、レシーバーが打ち返そうと試みたときは、態勢が整っていたものとみなす。


あなたがレシーブの位置について態勢が整ったつもりでいても、相手に意表を突かれてしまって慌てて打ち返そうとしてしまったことはありませんか?
そんなときには、慌てて打ち返そうとするのではなく、動かずにシャトルが床に落ちるのを待ちます。何度も使える手ではありませんが、打ち返そうと試みなければ、態勢が整っていないとみなされ、サービスはやり直しになります。
意表を突かれてしまっても慌てて打ち返そうとしない心の準備もレシーバーの態勢として整えておきましょう。



試合に勝つためのショートサービスのまとめ


まずは正しいサービスを知ること
そして、どんなサービスが理想か知ること
そして技術を身につける

試合に勝つためのショートサービスは相手とのタイミングをずらし意表を突くことや
ラケットの面を傾けたり、切ってみたり、だまそうとする技術を身につけるよりも
もっと重要なことがあります。